株を売ったら申告は必要?特定口座メリット・デメリット<No 245>

株の取引をするには

まず、証券会社で口座を開設しなければなりません。

口座には、

  1. 一般口座
  2. 特定口座(源泉徴収あり)
  3. 特定口座(源泉徴収なし)

の三種類があります。

実際は、ほぼ特定口座の源泉徴収ありを選択される方がほとんどですが、まれに年配の方が一般口座を開設されていることがあります。

特定口座のメリット・デメリット

株の売買で儲けたら、その儲けに対して税金がかかり、申告しなければなりません。

申告するには、「年間取引報告書」が必要になります。

一般口座であれば、この「年間取引報告書」を自分で作成しなければなりませんが、特定口座であれば、証券会社が作成してくれます。

源泉徴収ありのメリット

特定口座(源泉徴収あり)の最大のメリットは、確定申告しなくても良い点です。

儲けがあれば、特定口座内でその都度、税金の計算をしてくれます。

そして、給料のように自動で税金を天引きします。

引かれる税金は、

  1. 国税  15%
  2. 地方税   5%

の合わせて20%です。

年間取引報告書にそれぞれの税金が記載されているので、申告が必要なときは、申告書に金額を転記します。

また、損失が出た場合には、同じ口座内の配当金と相殺することが出来ます。

配当金と株の損失を相殺することによって、配当金にかかった税金を取り戻します。

源泉徴収ありのデメリット

給料取りの方で、もともと申告義務のない方であれば、株による儲けがあっても

20万円以下

であれば申告する必要はありません。

そのため、源泉徴収ありを選択していると本来、納めなくてもいい税金が特定口座内で自動で天引きされてしまうことになります。

源泉徴収なしのメリット

証券会社が年間取引報告書を作成してくれるので、自分で作る必要はありません。

また、儲けが20万円以下なら申告する必要はありません。

ですので、常時大きな儲けを期待していない場合は、税金を天引きされないのでメリット
と言えます。

源泉徴収なしのデメリット

「源泉徴収あり」と違って、儲けが20万円を超えたら自分で確定申告しなければなりません。

この確定申告をする・しないの判断が面倒です。

損益通算と繰越控除は申告要

株の赤字と他の株の黒字を相殺することができます。

また、赤字は翌年以降3年間繰り越すことが出来るので、翌年以降に黒字が出れば赤字と相殺できます。

これらは、いずれも確定申告が必要です。

フリーランスや扶養家族は要注意

特定口座でも確定申告をいったんしてしまうと、他の所得と合算されます。

フリーランスなど自身で国民健康保険に加入していると、保険料の対象となる所得に株の儲けが合算されて、結果、保険料が上がってしまうことになるので、注意が必要です。

また、所得税の計算上、扶養になっている方が申告すると、同じく所得があがるので、扶養家族の対象から外れてしまう可能性もあります。