法人加入の保険は損金目的だけじゃない。社長不在時の所得補償も視野に入れる<No 179>
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聞く耳を持つ
独立してから、役立つ情報は何でも吸収しようと、出来る限り多くの方に会うようにしています。
営業だからといって何でも断るのではなく、一通りの話は聞くようにします。
すぐに役立つことではなくても、いずれ役に立つ情報もあるので。
先日も、とある営業さんから有意義な話を聞くことが出来ました。
法人が加入する保険についてです。
法人加入の保険
これまで、法人で加入する保険の知識と言えば、「半額」か「全額」か、といった損金(費用)目当てのものだけでした。
勤務時代の事務所自体がそれほど保険に積極的ではなかったため、
事務所から加入についてお客様に直接アプローチすることはありませんでした。
もちろん、保険代理店契約もしていません。
ですので、お客様自身が保険会社と直接やり取りし、
加入に至った保険契約について、こちらが経理処理を判断する。
そのため、私のなかで法人の保険は損金のためのもの、
それ以外のものは個人で入るべきものなので、
こちらが関与すべきものではないと思っていました。
事業保障プラン
今回紹介された保険は、法人の代表者に万が一のことがあったとき、
法人の所得を補償するものです。
中小零細企業の代表者に重大な疾病があれば、
いくら優秀な従業員さんがいても売上の減少はさけられません。
個人で加入している保険がおりても保障されるのは、そのケガや病の診療に充てる費用だけです。
しかし、代表者が現場から離れて療養中の間も、組織は動き続けます。
そのときの家賃や給料などの固定費も発生し続けます。
その最たるものが借入金の返済です。
売上が減少しても借入金の返済を続けてなければ状況も考えられます。
重大疾病保障保険
がん・急性心筋梗塞・脳卒中に対する保障です。
私の年齢と同じ43歳で加入すると、18,532円/月 で、保険事由発生時に3,000万円を一時金又は年金払いで受け取ることが出来ます。
保険金の使用用途が限定されていないため、法人に入った保険金は代表者留守中の会社の費用に充てることが出来ます。
就業障害保障保険
病気や事故を問わず所定の身体障がい状態に対する保障です。
保障の対象は、身体障がい等級1~3級に該当する方です。
同じく43歳で加入すると、
9,480円/月で、保険事由発生時に3,000万円を一時金又は年金払いで受け取ることが出来ます。
こちらも使用用途は限定されていません。
今回、あえて保険会社名や商品名を挙げてはいません。
お知らせしたかったことは、
- 法人にとって損金だけが保険の利用目的ではないこと
- 代表者が現場を離れたときの売上減少部分を補てんすることが出来る
- 固定費に充てることが出来る
- 借入金の返済に充てることが出来る
このような保険があるということです。
保険にお詳しいかたなら、朝飯前のことでしょうが、ご存知ないかたもおられるでしょう。
会社を円滑に存続させるための情報の一つとしてお知らせしました。
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