独立前、お金はないが時間はある。会社を自分でつくってみる<No 83>
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自分でやってみる癖をつける
社会人であっても、職場の環境がマニュアル化されていれば、自分で判断する機会が少ないケースもあるでしょう。
しかし、独立すればマニュアルなどありません。
必要であれば自分で作らなければなりません。
幸い今は、ありとあらゆるサービスが提供されているので、お金を出せばなんでもやってもらえます。
- 公証人役場での定款認証(行政書士又は司法書士)
- 法務局での設立登記(司法書士)
- 社会保険の加入手続き(社会保険労務士)
- 税務署への法人設立届出(税理士)
- 都道府県・市町村への法人設立届出(税理士)
見慣れない方にとっては、見ただけで「プロに頼もう」と思うかもしれません。
しかし、やったことがないだけです。
やれば意外とできるものです。
プロは、素人より「より正確に、より速くできる」方たちです。
それでお金をいただくのですから。
自分の会社を作る場合は、「より正確に、より速くできる」必要はありません。
完成さえすれば良いのです。
ネット生保「ライフネット生命」創業者の出口会長と岩瀬社長も、
自身でライフネット生命の前身となる企画会社をつくっています。
せっかくゼロから作るんだから、全部自分たちで手作りでやろう。早速出口が本屋さんに行って、「誰でもできる!株式会社の作り方」といった類の本を買ってきた。そして出口は本を開きながらパチパチ、人さし指でキーボードを打ち始めた。ワード文書で会社の定款を作り始めた。
岩瀬大輔『ネットで生保を売ろう!』 (文芸春秋、2011年)53頁
当時、出口会長は58歳、生保一筋で、会社設立の経験はありません。
経験がなかろうが、いくつであろうが、「とりあえず、やってみる」ことは新たな「引き出し」を増やしてくれます。
日本の役所は便利。使わない手はない
変わる役所の対応
アメリカ留学時代、うんざりさせられたのが、「役所の対応」です。
- どれだけ長蛇の列でも超スローな動き
- 私語は当たり前
- 書類をなげる
- お客様扱いしてもらえない
対して、かつては「お役所仕事」と言われた日本の役所も、今は民間顔負けのサービスです。
最寄りの区役所では、朝イチのチャイムと同時に、「おはようございます。いらっしゃいませ」と全員大きな声で挨拶します。
時代は変わりました。
何でも聞けば、何でも教えてくれる
会社の設立も、本一冊とネットがあればなんとかなります。
8割の出来で、最低限の書類と知識を持って役所にいけば、親切丁寧に教えてくれるものです。
法人設立に関する前述の作業も、全て自力で経験しました。
海外と比較すると、「日本語が通じる」、それだけで、何でもできます。
ただし、出来具合に「甲乙」つくものについては、乙になったときのリスクを踏まえたうえで、「プロか自力か」判断する必要があります。
上記の届出については、自力でやるリスクは比較的少なく、あるとすれば、「時間と手間がかかる」ことでしょう。
法人をつくるかどうか、迷っていらっしゃるなら。
こんなサービスをご用意しています。
法人を自分をつくりたいけど不安なかたには、こちらのサービスを。
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