起きたらレシートを財布から取り出す。確定申告はルーティン化でストレスにしない<No 473 >
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来年の準備はもう始まっている
2017年分の確定申告が終わって10日が過ぎました。
「当分、申告のことは考えたくない」
終わってホッとされている方も多いでしょう。
でも、ここでそのままにしておくと、また来年もバタバタすることになります。
来年に向けて今から準備をしましょう。
起きたらレシートを財布から取り出せるか?
申告するには、
- 会計ソフトを利用する
- 税理士に依頼する
- これらをミックスする
などの方法もありますが、小規模のフリーランスであれば、これらを頼らずに自分でやれる方法はあります。
準備段階(経費)
申告間際に慌てないようにするには、溜めずに毎日コツコツ準備します。
会計ソフトやエクセルが苦手でも、領収書の整理ならできますよね?
まず、用意するのは
- ビニールケースを10枚ほど(ジップロック付き)
そして、それぞれのビニールに経費名を書きます。
(ビニールに直接書きにくければ、ラベルに書いて貼ってもいいです)
- 接待交際費
- 通信費
- 旅費交通費
- 新聞図書費
- 支払手数料
- 広告宣伝費
など。
これら以外にも、自分の事業特有の名称を使っても構いません。
私の場合、
- 会計ソフト
- 税務ソフト
- プロバイダ料
- その他ネット使用料
などは「IT利用料」という勘定科目を使っています。
準備段階(売上・仕入・外注)
売上は現金商売だと日々の売上を管理する売上帳が必要ですが、
そうでないなら請求書と事業用の通帳があれば十分です。
売掛金をすべて預金に振り込んでもらえれば、通帳を見れば売上はわかります。
仕入や外注も預金で振り込めば同じです。
毎朝やること
起床後、身支度の流れで、
前日に利用したレシートや領収書をお財布から取り出します。
取り出した領収書は、先ほど用意したビニールに小分けして入れます。
バラバラにならないように項目別にクリップ止めしていると後が楽になります。
毎月1日にやること
経費は、ビニールに入れた領収書をクリップごとに集計して、金額を一番上の領収書に記載する。
(記載例 1月分 2,500円)
枚数が少ないものは、年に1回でも構いません。
売上と仕入は、現金商売なら前月分のトータル金額を帳面に集計します。
掛商売でも帳面があるなら現金の場合と同様に、
帳面がないなら請求書・通帳・雑記帳など何でも構わないのでメモ書きしておきます。
青色申告をする場合、経費は年間のトータル金額でいいですが、
売上と仕入は月ごとの合計金額を決算書に記載するので事前に集計しておきます。
1月4日にやること
正月三が日は休んでも、4日からは通常通り動きます。
まずは、12月分の作業を終わらせます。
終わるとそのまま決算作業に入ります。
経費は、クリップの集計(月単位)を12ヶ月分合計して金額をビニールの表に記載します。
売上・仕入はすでに月ごとの集計がされていますが、入金や支払いベースで計上されているので、
- 12月分の売上で翌月回収の売上
- 12月分の仕入で翌月支払いの仕入
- 期末の帳端分
を忘れないように売上・仕入に加算します。
なお帳端分とは、12月の締め日から31日までの取引のことを言います。
仮に、20日締めの売上が翌月末に回収されるとしたら、
- 12月20日締めの売上と
- 21日から31日までの売上
は通帳には記帳されていないので、通帳だけでは売上の計上漏れが発生します。
そうならないために、ちょっとした調整(決算整理)が必要になるのです
これで、
- 月別の売上
- 月別の仕入
- 経費ごとのトータル金額
がわかりました。
後は、決算書に転記するだけです。
申告の方法は以前の記事に書いています。
ルーティン化でストレスにしない
何でもタメてしまうと後でやるのが億劫になります。
なので朝起きて、身支度の流れの中に経理を入れておきます。
ルーティン化すればストレスにもなりません。
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