税金・会計

不安をなくすには「お金を見える化」。貯めたいお金はネットに載せない。<No 532>

yujiroyamamoto

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不安をなくすには「お金を見える化」する

雇われ時代、毎月25日に給料をいただいていました。

独立すると、そうはいかず。

ボーナス以上の月もあれば、固定費(生活費)に満たない月もあります。

そこそこあった貯金も、雇われ時代であれば交遊費に使わない限り無くなることはありませんでしたが、独立すると生活費で徐々に目減りしていきます。

独立当初、この感覚に慣れるまでは不安でした。

不安を払拭できるようになったのは、profit firstで5つの口座を使い分けるようになってからです。

プロフィットファーストで利益を確保。貯めたいお金はネットに載せない。

profit firstは、支払いを先に済ませるのではなく、利益を先に確保してしまおうというお金の動かし方です。

細かいことは専門家に任せても、いくら稼いで、使えるお金が幾らあるかは自分が通帳(口座)で把握します。

売上入金口座は一つに集約

独立当初、売上口座はたくさんあった方がお客様にとっても便利かなと3つ用意しました。

  • ソニー
  • UFJ
  • ゆうちょ

ただ、売上口座が複数になると、トータルで幾ら稼いでいるのかは、

  • すべての通帳を集計する
  • 会計ソフトに入力する
  • 別途エクセルに入力する

など手間がかかります。

しかし、口座を一つにして、一旦、残高をゼロにすれば、その月の売上トータルが一目瞭然です。

通帳を集計することも、入力も必要ありません。

「利益と給料」は先に確保する

売上の入金があればそのまま支払いに回してしまいがちですが、
profit firstでは先に利益と給料を確保します。

profit firstで利益は株主であるオーナーへの利益を指していますが、
個人事業だと「事業主=オーナー」なので、自分に対しての利益となります。

給料が働きに対する報酬であれば、利益は所有に対する分配的な意味合いです。

私は売上に対して利益を2%、給料を5%に設定しています。

今は少なめの設定ですが、将来的な目標はそれぞれ15%と25%です。

オススメは「利益」口座をすぐに手の届かないところに置いておくことです。

手の届かないところとは、「非ネット」であること、つまりネットバンクにしないことです。

ネットバンクにしなければ利用も限定的になります。

「税金」を引いた残りが「経費」

profit firstではこの後将来の「税金」を、税金用の口座に避けておきます。

このやり方は、profit first採用以前からお客様に取り入れてもらっていました。

消費税が8%になってからは、フリーランスの方でもすぐに納税額が100万円を超えるようになったので。

申告時期にいきなり100万円の負担があるよりも、事前に別口座に納税資金を避けていると安心です。

また、士業であれば普段の売上から源泉徴収されているので、所得税の追加払いはありませんが、
法人を所有していると法人税がかかってきます。

法人の場合、赤字でも均等割(大阪市7万円)という法人住民税を払わなければいけません。

なので、この7万円を先に税金口座に積み立てておきます。

そして将来、消費税がかかるようになるとこの口座に積み立てることになります。

こうして「利益」「給料」「税金」を差し引いた残りを「経費」の口座に移します。

毎朝ルーティンで確認

profit firstを初めてから、

  • 「売上」は月間のトータル収入
  • 「利益」は貯金
  • 「給料」は小遣いとして使っていいお金
  • 「税金」は将来の支払いに充てるお金
  • 「経費」固定費(生活費)に充てられるお金

と通帳(口座)を見るだけで理解できるようになりました。

毎朝、ネットで確認しています。

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