フリーランスが1年後も生き残るためにやれる営業とお金の残しかた
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営業・利益・お金・資金繰り
雇われているのと、独立しているのとの大きな違いは、仕事が勝手に入ってくるかどうか。
雇われだと、降ってきた仕事をこなせばいいわけで。
営業職でない限り、仕事をどうやってとってくるか考えることはありません。
これが、独立すると自分で仕事を見つけてこなければなりません。
仕事を見つけられるかどうか、不安に感じることもあるでしょう。
仮に、仕事があったとしても、きちんと利益が出ているのか?
利益がなければ、お金は残りません。
また、お金が入ってきても、使いすぎたら底をついてしまいます。
事業が行き詰まらないためにも、資金繰りも見ておく必要があります。
フリーランスが1年後も生き残るためにやれる営業とお金の残しかた
独立前に売上の道筋を見つける
雇われていて、「思い立ったが吉日」で独立するのもいいでしょう。
ただし、ゼロスタートだとそれなりに大変なことはあります。
独立前に自分で仕事を「見つける・つくる」経験があればいいですが、そうでないとどこから手をつけていいのかわかりません。
なので、可能であれば、独立前に売上の道筋を見つけておくこと。
暖簾分けであったり、得意先からの下請けであったり。
とはいえ、今の時代、どこの業界も厳しいので、暖簾分けは難しいもの。
得意先と顔をつないで下請けになるのは、当面の生活費を稼ぐには良いでしょう。
下請けの仕事でも、やった手間と時間に比例してお金がもらえればいいですが、
高いマージンを引かれて疲れるようだとどこかで方向転換が必要になります。
目指すところは、自分で仕事をとって、自分が元請けになること。
自分で仕事をとってくれば必然的に自分が元請けになります。
誰にもマージンをとられることはありません。
元請けなら、やったらやっただけ、自分の手元にお金が残ります。
依頼が来る導線を築く
独立すると決めたら、仕事をいただく導線づくりからスタートします。
導線づくりは、ネットかリアルか?
どちらからはじめてもいいですが、独立前ならネットのほうが動きやすいでしょう。
リアルだと、勤務先の仕事があるでしょうから、おおっぴらに営業活動はしづらいもの。
ただ、新規は難しいとしても、得意先や関係先に独立する意向を伝えるだけでも営業になります。
私は、伝えていたので、当時残っていたお客さまがそのまま付いてきてくれました。
ネット営業
ネットだと、独立前でもブログやホームページをつくることで営業活動ができます。
実際に屋号(事業者名)をとっていないとホームページは難しいかもしれませんが、そんなときはブログからスタートします。
勤務しながらブログを書き、記事を書き溜めておけば、独立後にその記事が営業の役割をこなしてくれます。
独立前からブログをスタートして、それをそのままホームページに転用するのも良し。
ブログとは別途ホームページをつくるのも良し。
そこは、ブログとホームページが持つブランドイメージで決めればいいでしょう。
ブログとホームページの方向性が同じなら統合して一つにしたほうが管理はしやすいです。
2つのイメージが異なるなら、管理の手間はかかりますが、2つ維持しておくのも良いでしょう。
私も独立をする半年前からブログを書いていました。
ブログ運営の知識を活用して、独立と共にホームページを立ち上げています。
ネット営業で考えられるのは、
- ブログ
- HP
- You Tube
- メルマガ
あたりでしょう。
独立前でもInstagramのフォロワーが数万とかだったりすると、そのフォロワーさんがそのまま独立後のお客さまになることもあります。
外部の仲介サイトを利用する手もありますが、手数料取られますし、安売り合戦に引き込まれるリスクはあります。
その点、ブログやホームページといった自分のサイトであれば、そのリスクは弱まります。
自分サイトがサービスの本丸だとすれば、SNSは、その本丸への導線になります。
また、自分サイト経由だと、直接仕事が受けられるのでマージンを取られることはありません。
リアル営業
独立前からネット営業をスタートし、独立後も上手くいけばネットだけで食べられることもあります。
ネットだけで厳しいのであれば、リアル営業も平行してこうなしていけばいいでしょう。
リアルの営業先は、
- お客さまとなり得る人がいるところ
- お客さまとなり得る人を知っている人
の2つ。
自分のお客さまの層がどこにあるのか考えて、その層がいるところ、その層を知っている人を当たります。
- DM
- 飛び込み
- 異業種交流会・食事会
- 紹介してくれそうな人
- 独立のお知らせ
このうちDM以外はすべてやりました。
異業種交流会は、来ている人みなが売りたい人なので、買ってくれる人はそうそういません。
逆に、営業にあって返り討ちに会う可能性のほうが高いでしょう。
どれが良くて、どれが悪いのかは、その人の性格にもよりますし、タイミングにもよります。
とりあえず、思いついたこと、興味があることはこなしておきます。
資金繰り計画表をつくる
最後に、大事なことは、営業活動をしながらも、どこまで事業を続けられるのかを把握しておくこと。
事業を続けられるかどうかはお金次第。
資金繰りが上手くいかなければ、事業をストップせざるを得ません。
そのためにも、お金の流れを俯瞰で把握しておくことは必要です。
- 毎日経理をする
- いつ資金がゼロになるか把握する
まずは、経理は毎日続けること。
経理をためるといいことは何もありません。
ためてしまうと次にやるときに億劫になります。
その点、毎日であれば、時間もかからずに手早く終えられます。
私も経理は毎日やっています。
365日、朝起きたら朝食までに済ませています。
毎日経理をしておけば、翌月のアタマには前月の数字が固まります。
経理をしなければ、今どれだけの利益が出て、どれだけのお金が残っているのかわかりません。
利益は過去から現在までの数字、お金は現在の数字。
これだけだと未来を予測することができません。
未来を予測するには、資金繰り計画表をつくること。
「未来のことなんてわからない」と思いがちですが、100点満点の資金繰り表をつくるのではなく。
100点に近づけるような資金繰り表をつくる姿勢・環境が大事なこと。
すぐに満点とれるわけではなく、数ヶ月、数年続けて満点に近い資金繰り表が出来上がれば良いのです。
私も、毎月月初に前月の数字が確定したら、そのまま資金繰り表までつくっています。
資金繰り表を見ていれば、資金がいつまで持つのかわかります。
- 今年はトライアスロンとマラソンレースにいくつ出場できるか?
- 最新のMacに買い替えても大丈夫か?
- ロードバイクのホイールを交換しても資金は持つか?
といったところが見て取れます。
資金繰りのサポートもやっています。
独立前から助走する
独立前でも、ある程度のことはできるはず。
独立すると、仕事を取ってくること、仕事をこなすことで一杯になります。
経理や資金繰りは二の次になりがちです。
独立前から経理と資金繰りの習慣を身に着けておけば、独立後も安心して仕事がこなせます。
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