生保の契約者貸付制度で手元資金を厚くする。融資を受けるまでの繋ぎのために<No 965>
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融資を受けるまでの繋ぎのために
新型コロナウイルスによる影響が、仕事や生活とあらゆるところに出てくるようになりました。
幸い、通勤がないので、4月の外出予定は散髪を含めて3件だけです。
従来から訪問を減らし、ネットでのやり取りを多めにしていたことが功を奏しています。
今のところ、財政状況に変わりはないですが、
自身が大丈夫でもお客様に影響が出れば自分もいつどうなるかは分かりません。
なので、資金繰りには常に注意を払っています。
日本政策金融公庫を筆頭に、金融機関でも実質無利息融資が開始されました。
ただ、前年対比の売上が5%〜20%減が適用要件になっているため、
今後の見通しがたたなくても、今の数字が良ければ要件に該当しないケースもあるでしょう。
そんなときは、自分のお金を借りるという手もあります。
生保の契約者貸付制度で手元資金を厚くする
自分の契約している保険契約に解約返戻金があれば、
その枠内でお金を借りることができます。
これを「契約者貸付制度」といいます。
掛け捨て型の保険だと返戻金はありませんが、
養老保険など積立型の保険であれば返戻金があります。
契約者貸付では、将来の解約時や満期時にもらえる保険金を一時的に借入をすることになります。
利率は高めです。
私の契約している保険契約だと年4.75%
事業資金を金融機関で借りると、今なら1%前後なので比較対象になりません。
ところが、この利息を先のコロナ案件と同じく実質無利息で国が負担してくれることになりました。
受付期間は2020年5/31までです。
(日本生命の場合)
実質無利息対応しているかどうかは、各生命保険会社のサイトに表示されています。
対応しているのであれば、自分の契約者貸付金がいくらあるのか調べてみます。
こちらもサイトで自分の証券番号やお客様IDを入れるとわかります。
私の場合だと、満期返戻金の6割程度でした。
契約者貸付金の借り入れはサイト上で行うことができるのですが、
借り入れするページでは実質無利息の説明はありません。
(コロナ案件は急で対応できていないから)
そのため、フリーダイヤルから電話で確認をとったところ、
- 紙のやりとりだと時間がかかるからネットでやってくれ
- 実際には従来の利息がかかる
- 後から国が負担してくれる
- 1回の借り入れは20万円まで
- 実質無利息(説明では利息免除と表記)は9月末まで
- 返済もネットでできる
ということがわかりました。
(オペレーターが早口で常に私の問いに否定語で返してくるのには参りました。
回答を聞くと間違っていないのに・・)
驚いたのは、自分の口座に入金されるまで5分とかからなかったこと。
無利息期間は、9月までの6ヶ月ですが、金融機関の結果を待つまでの間、
向こう半年間の資金を増やすことができます。
(何度もやるのは手間ですが)
いつまで続くかわからないこの状態、手元資金はないよりあったほうが良いでしょう。
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