インデックスファンドをはじめるなら、NISA・つみたてNISAで積み立てる<No 1461>

yujiroyamamoto

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インデックスファンドをはじめるなら?

「貯蓄から投資へ」ということで、投資するならリスクの低いインデックスファンドがオススメということについて、これまで3回に渡ってお伝えしてきました。

投資するなら、

  • 外国か国内か?
  • 株式か債券か?
  • インデックスファンドかアクティブファンドか?

について、書いています。

無理なくお金を増やすインデックスファンドでやってはいけないこと<No 1455>

無理なくお金を増やすインデックスファンド。投資に充てるお金はいくら?<No 1456>

無理なくお金を増やすインデックスファンドの選びかた<No 1457>

リスクが低いインデックスファンド、メリットはたくさんありますが。

売って利益が出れば、その利益に対して約20%の税金がかかります。

せっかく運用した利益が、税金でもっていかれるとがっくりします。

国は、これまで投資に触れることのなかった層にも、投資を経験してもらうために優遇政策を打ち出しました。

その一つがNISAです。

NISAは、配当や売って出た利益について税金がかかりません。

インデックスファンドを買うのであれば、これを使わないわけにはいきません。

NISA・つみたてNISAで積み立てる

NISAとは?

通常、株や債券・投資信託を買って利益が出ると、その利益に対して税金がかかります。

20.315%

10万円の利益であれば、約2万円が税金で引かれ、残り8万が手元に残るわけです。

元々、なかったお金と思えばいいのでしょうが、一度10万円儲けたと思ったあとで、やっぱり8万円だと知ったときは、少なからず落胆するでしょう。

これについて、国は優遇制度を設けています。

NISAを売った利益について一定の金額までは税金がかかりません。

これから投資をされる人のハードルを下げるためでしょう。

  • 限度額 年間120万円
  • 期間 5年
  • 購入 一括または積み立て

限度額の120万円は、1年間に購入できるNISAの限度額です。

購入方法は、一括と積み立てから選べます。

つみたてNISAが「積み立て」なら、NISAは一括のみかと思いがちですが、NISAでも毎月積み立てることは可能です。

仮に、毎月10万円づつ積み立てた場合、

10万円✕12ヶ月=120万円

となり、1年間の限度額をきっちり使い切ることになります。

これが、毎月12万円だとどうなるのか?

  • 12万円✕12ヶ月=144万円

120万円を超えるので、

  • 1月から10月まで 12万円✕10ヶ月=120万円 NISAで購入
  • 11月から12月まで 12万円✕2ヶ月=24万円 特定口座又は一般口座で購入

となります。

NISA以外の特定口座や一般口座に非課税枠はありません。

NISA以外で購入した銘柄を売ったときには、税金がかかります。

この場合、11月以降は自動でNISA以外の口座で買ってくれる仕組みです。

このあたりは、実際に、買ってみると仕組みわかってきます。

非課税枠以上に買い増ししたくなりますが、実際に買って、運良くその銘柄が上がりだすと、「NISAで買っておけば」となったのは、私だけではないでしょう。

つみたてNISA

もう1つのNISA、つみたてNISAは、同じく非課税枠が使えます。

  • 限度額 年間40万円
  • 期間 20年
  • 購入 積み立てのみ

限度額は40万円と低めの設定なので、これまで投資の経験がない人や、若い人向けの制度と言えるでしょう。

私も、投資の経験がなかったので、つみたてNISAから始めました。

つみたてNISAは、その名の通り毎月積み立てる方式のみ採用しています。

年間40万円の非課税枠をキッチリ使いたいのであれば、

月額33,000✕12ヶ月=396,000円

となります。

月額34,000円を積み立てると、

  • 1〜11月まで 月額34,000✕11ヶ月=374,000円 つみたてNISAで購入
  • 12月 月額34,000✕1ヶ月=34,000円 特定口座または一般口座

といった取り扱いになります。

購入後は、つみたてNISAとそれ以外に区分されて表示されます。

売ったときにどれが非課税で、どれが税金がかかるのかがわかります。

非課税枠が使える期間は20年と長いので、「細く長く」やりたいのであれば、つみたてNISAの方がいいでしょう。

つみたてNISAは、取り扱い銘柄がNISAに比べて少ないですが、国が推奨したより安全な銘柄しかないと思えば安心して購入できます。

そして、NISAにはもう一つ、子供のためのジュニアNISAがありますが、それについてはまたの機会にお伝えします。

とりあえずやってみる

NISAもつみたてNISAも、毎月100円から始めることができます。

よくわかっていなくても、数千円からであれば、仮に失敗したとしてもダメージは少なく済みます。

とりあえずやってみて、興味があれば増やしていくのもいいでしょうね。

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