赤字体質を黒字にするための数字の見方<No 1592>
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赤字体質の原因
赤字の会社、利益が少ない会社の典型は、
- 売上が少ないか
- 経費が多いか
のいずれかです。
売上が小さすぎると、最低限の固定費を回収することができないので、赤字になるか、利益が出たとしても少額です。
売上が同業他社と比べて多いにも関わらず、利益が出ないのは経費の使いすぎでしょう。
専門家に利益が出ない原因を見つけてもらうのが一番ですが、専門家に頼らなくてもポイントを押させておけば、利益体質に改善することは可能です。
赤字体質を黒字にするための数字の見方
売上を増やす
売上を増やすには、
- 単価を上げる
- 数を増やす
- リピート率を上げる
この3つのいずか。
本業のことは、数字の専門家よりも自社・自分のほうが理解しているはず。
とはいえ、外部の人に素人目線で見てもらうのも悪くはありません。
私も、お客さまの売上について、素人ながらも、「こうしたことはできないか」といった問いかけはしています。
箸にも棒にもかからない質問のなかでも、自社・自分が考えるきっかけになる問いかけもあるはず。
自分だけで答えが見つからないときは、あえて素人に聞いてみるのも一つでしょう。
経費の使いすぎをチェックする
経費の使いすぎをチェックする場合、単純に金額の大小で使いすぎかどうかを判断することがあります。
金額の大小で判断すると、本来、売上を得るために必要な経費が削減されてしまいます。
金額の大小で判断するのではなく、売上に対する比率で判断してほうが、より適正値を見出すことができます。
事業開始後数年経過していれば、前年・前々年の数値とも比較します。
2022年現在だと、前年・前々年の数値はコロナによる影響後の数値なので、3年前の数値も加えて、合計4年の数値で比較すると適正値が見えてきます。
事業を開始してからまだ日が浅いのであれば、月別の数値で判断するのもいいでしょう。
ただ、金額の大小で判断するのではなく。
- 売上対比
- 前年対比
で比率を見ると、適正値が少しずつ見えるようになります。
資金繰り表で現預金の推移を把握
こうした数値は、会計ソフトでもいいですし、可能であればExcelで自作しても問題ありません。
自分が使いやすいツールを使えばいいわけです。
大事なことは、決算間際になってからでなく、毎月月初に前月までの数値を把握すること。
それには、日々の経理が欠かせません。
- 売上
- 経費
- 営業利益
- 最終利益
これらの、前月分の数字と累計が言えるようになると、決算間際になって慌てることはないでしょう。
更に、現預金の推移を把握していると資金繰りに強くなります。
お客さまとは、毎月、上に挙げた数値+資金繰り表で現況について話し合っています。
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