消費税をストレスなく納めるコツ<No 1429>
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年イチだとやれることは限られる
確定した税金を支払えるかどうかというのは、経営者の力量を試されているように感じます。
これは、個人であれ法人であれ変わりません。
経理を自分でやらない社長でも、日々の数字が頭に入っていれば、決算でどれくらいの税金がくるのか把握しています。
逆に、数字が頭に入っていないと、把握することは難しく。
申告するときになってはじめて数字が出るようだと、提示された税金を素直に払えないかたも多いでしょう。
特に、資金繰りがカツカツだと、「払えない」と居直る方が多い印象です。
プロからすると、顧問契約のように定期的に話す機会があれば、現状と予測をお伝えできるのですが。
年イチだと、資料をいただくのは年明けなので、できることはほとんど残されていません。
「顧問は高く」「年イチは安い」と捉えられがちの税理士報酬。
トータルで換算すると、顧問の方が安くなることもあります。
消費税をストレスなく納めるコツ
所得税と消費税の違い
所得税や住民税は、所得に対してかかります。
売上総額に対する税額の数字は、比較的小さくなります。
一方、消費税は所得に対してかかる税金ではありません。
いただいた(売上にかかる)消費税から、払った(経費にかかる)消費税を差し引いた金額を納めます。
所得税は儲けた自分のお金から支払うことになりますが、消費税は預かったお金から支払います。
故に、消費税は、もともと自分のお金ではありません。
ここを認識していれば、売上が増えるにつれて消費税額が増えるリスクを認識できるのですが。
このあたりが、口で話してもなかなか理解されないのかなと。
売上が増えたら消費税は見積もる
売上が1千万を超えている課税事業者であれば、常に、消費税の額は見積もっておいたほうがいいでしょう。
小さな商売でも10%になってから100万円を超えるようなこともザラにありますので。
年間消費税の見積もりができたら、申告時の資金繰りも同時に予測しておきます。
消費税口座をつくる
消費税の見積もりや資金繰りの予測が難しければ、簡単なのは、前年度の消費税額をそのまま積み立てておくこと。
前年度の消費税が60万円であれば、12ヶ月で割った5万円を月々積み立てます。
元々ある使っていない口座でもいいですし、納税準備預金ならなおよしです。
納税準備預金は、入れたお金を出すときは、税金の支払にしか使えないので。
わからなければプロに聞く
本業に専念していると、経理が遅れがちになります。
オススメは、毎朝、10分でいいので経理の時間をつくること。
やり方がわからないのであれば、プロに聞くのも1つでしょう。
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