副業で人を雇ったときにやること④・源泉納付書(所得税徴収高計算書)の提出
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副業で人を雇ったときにやること④
副業をはじめたら、規模が小さいうちなら、それほどやることはありません。
副業に集中しておけばいいわけです。
これが、人を雇ったとなると、途端にバックオフィス業務が増えてきます。
- 給与計算
- 給与明細を渡す
- 源泉所得税の計算
- 源泉納付書(所得税徴収高計算書)の提出
- 源泉所得税の納付
一度やって慣れると大したことはないですが、はじめは億劫で手が付けられないこともあるでしょう。
外注すれば考えずに済みますが、資金繰りが乏しい小規模のうちは、できることは自分でやっておきたいもの。
前回は、「源泉所得税の計算」についてお伝えしました。
今日は、4つ目の「源泉納付書(所得税徴収高計算書)の提出」について見ていきます
源泉納付書(所得税徴収高計算書)の提出
バイトさんを雇って給料を支払ったら、その報告を税務署にしなければなりません。
10月に給料を支払ったら翌月の11月10日が提出期限になります。
提出する書類は、所得税徴収高計算書(通帳「源泉納付書」)といって、こんな感じです。
この納付書は、仮に、税額がゼロであっても提出しなければいけません。
提出方法は次のいずれか。
- 紙で提出、郵送
- e-Taxソフト
- 外注に依頼
順に見ていきます。
紙で提出、郵送
紙で提出するとなると、つくった納付書を税務署へ郵送で送るか、税務署へ持参して提出するか。
郵送するとなると、控えを返してもらうので、返信用封筒に切手を貼って送らなければなりません。
その点、税務署に行けば、その場で控えに受付印を押してもらえるので、返信用封筒を準備する手間は省けます。
とはいえ、税務署が近くにあればいいですが、遠ければ、e-Taxで提出したほうが早いでしょう。
e-tax で提出
国税庁のe-Taxサイトを使えば、納付書をネットで送ることができます。
その前に、ID(利用者識別番号)とパスワード(暗証番号)はお持ちでしょうか?
e-Taxで申告済のかたであればお持ちでしょう。
仮に、IDとパスワードがなくても、マイナンバーカードがあればe-Taxで提出できます。
まずは、e-Taxサイトからログインします。
「個人の方」を選び、次に、「スマートフォンで読み取り」を選びます。
スマートフォンにマイナポータルアプリがなければ、App StoreまたはGoogleのプレイストアからダウンロードします。
e-Taxサイト上で自分のアカウントに入ることができたら、「申告・申請・納付」にある「申請・納付手続きを行う」に入ります。
ここで、源泉納付書をe-Taxで提出することができます。
あとは、次のサイト内の指示に従って進めていけば、納付書の提出は完了します。
外注に依頼
紙でやるのも、e-Taxでやるのも面倒であれば、税理士に依頼するのも1つでしょう。
依頼すると、
- ノウハウが蓄積されない
- お金がかかる
といったデメリットはありますが、「時間をお金で買う」という考え方であれば、そう高くはないでしょう。
時間とお金
今日は、所得税徴収高計算書、通称「源泉納付書」の提出方法についてお伝えしました。
紙からやってみて、e-Taxへ移るのもいいでしょうし、そこから外注へお願いするのもアリでしょう。
時間とお金を天秤にかけて選択していただければ。
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