独立する理由の一つとして、「お金よりも時間を大切にしたい」というのはあるでしょう。

独立するか悩まれているかたと話をすると、「時間単価にするとコンビニのバイトと変わらない」なんてことを聞くことがあります。

業績不振の赤字を改善するために、疲弊して辞めた人の穴を既存の人材でカバーする。

さらに、人が疲弊して社員のモチベーションが下がっていく。

本来、組織全体で無駄なことをやめたり、商品やサービスを絞ったり、お金にならないことをやめたり、AIやITのシステムを導入したり、外部から人を招聘したり、考えられるいろんな案をだして改善すべきなのですが。

結局、マンパワーに頼っている組織は多いのではないでしょうか？

組織が社員のことを人材という財産と捉えるか、単なるコストと捉えるのか？

ここらあたりを、組織で働く自分自身、わかっておきたいところです。

勤務時代、私は、自分の所属する組織だけでなく、業界全体から時間もお金も搾取されていると感じたので、資格取得と同時に独立を決めました。

時間があってもお金がない

とはいえ、大見得を切ってひとりになっても食べていけないと辛いもの。

独立してすぐに理想の売上を得られる人は、ごく一握りでしょう。

時間はあるけどお金がない。

お金がないから不安だし、なにより食べていけません。

食べていけないから、ずっと仕事をしてしまう。

仕事といってもご依頼そのものではなくて、ネットやリアルでの営業活動ですね。

お金はいくら必要なのか？

そして、食べられるようになっても、不安で仕事メインにしてしまうのが世のスタンダードでしょう。

独立当初から、時間に関してはシビアに意識してきました。

・時間を記録する
・読書の時間を増やす
・働く時間を減らす
・運動に時間を使う
・知らない人と出会ったり、助けたりする時間をつくる

これらをすることで直接売上が増えることはありませんが、人生トータルでの幸福度は確実に上がりました。

自分の軸ができたでの、ブレなくなります。

派手さはないものの、自分が欲しい仕事や出会いに巡りあえるので、勤務時代に比べればストレスは大幅に減りました。

時間を記録する

特に、時間を記録することは、このなかで最も大事なことなんじゃないかなと。

勤務だと、そもそも、記録することが難しいですが。

時間を記録することで、無駄な動きが明確になります。

読書の時間を増やす

読書については、「時間がないから本を読めない」なんてことを耳にしますが、本を読む習慣がある人からすると、「本を読まないから時間がない」なのです。

本を読まないから、なんで時間がないのかわかっていない。

時間がない原因がわかっても、その解決法がわからない。

同じ職場の人に聞いても、その職場で働いているんだから、解決法がわかっていない。

職場以外で人の接点があればいいけど、そこで解決法が見つかるか？

本は、わずか1,500円で手に入れることができます。

本を読む習慣がない人は、１冊で自分が望む回答を得ようとします。

本を読む習慣がある私からすると、１冊で回答を得ようとするなんておこがましい。

知りたいトピック一つにつき３冊から５冊は読んでいます。

ましてや、自分の将来を決める独立に関することであれば、最低５冊、10冊は読んで欲しいものです。

働く時間を減らす

人にとって必要なのは仕事やお金だけじゃないということ。

起きてる時間のすべてを仕事に費やしてしまう人は、運動や遊び、家族との時間を増やすためにも、まずは働く時間を減らすところからスタートしましょう。

運動に時間を使う

運動を習慣にするのは難しいもの。

なぜなら、やらなくても生きていけるから。

とはいえ、運動やってないと、長生きしても健康年齢は伸びません。

長くかつ、健康に生きたいのであれば、運動すること。

運動はカラダだけでなく、メンタル維持にも効果があります。

特に、有酸素運動は、ストレス耐性に強くなります。

独立後、ランニングするようになってからメンタルが安定していますし、落ち込んでもおかしくないようなことでも、夜ぐっすり寝れています。

お酒に逃げてもおかしくない状況でもメンタルが安定していられるのは、運動してるからでしょうね。

独立を選ぶかどうかは、お金を選ぶか時間を選ぶかと言い換えてもいいでしょう。

独立で時間を選んだうえで、さらにお金が付いてきたら言う事ありません。

今の働き方を続けることが私の望みです。

独立・開業コンサルタント

YouTube