副業で人を雇ったときにやること⑤・源泉所得税の納付
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副業で人を雇ったときにやること⑤
副業をはじめたら、規模が小さいうちなら、それほどやることはありません。
副業に集中しておけばいいわけです。
これが、人を雇ったとなると、途端にバックオフィス業務が増えてきます。
- 給与計算
- 給与明細を渡す
- 源泉所得税の計算
- 源泉納付書(所得税徴収高計算書)の提出
- 源泉所得税の納付
一度やって慣れると大したことはないですが、はじめは億劫で手が付けられないこともあるでしょう。
外注すれば考えずに済みますが、資金繰りが乏しい小規模のうちは、できることは自分でやっておきたいもの。
前回は、「源泉所得税の計算」についてお伝えしました。
今日は、5つ目の「源泉所得税の納付」について見ていきます
源泉所得税の納付
バイトさんの給料にかかる源泉所得税を天引きしたら、これを給料支払月の翌月10日までに支払います。
支払いかたは、
- 窓口納付
- ダイレクト納付
- コンビニ納付
- インターネットバンキング
- クレジットカード納付
- スマホアプリ納付
といろいろあります。
個人的にはダイレクト納付が一押しですが、重税感をキチンと味わっておきたいかたは、窓口納付やコンビニ納付を選ばれます。
窓口納付
まずはオーソドックスなところから。
紙に書いた納付書を税務署や銀行へ持参して支払う窓口納付です。
所得税徴収高計算書(源泉納付書)は、開業してしばらくしたら郵送で送られてきます。
年末調整のタイミングで、秋以降にも送られてくるので、これにバイトさんの給料と所得税の金額を記入して窓口で支払います。
納付書の書き方については前回の記事でお伝えしています。
副業で人を雇ったときにやること④・源泉納付書(所得税徴収高計算書)の提出
パソコンやネットが苦手であれば、窓口納付の一択でしょう。
ダイレクト納付
所得税の確定申告で、税金の口座振替(自動引き落とし)ができますが、これと似ているのがダイレクト納付です。
源泉所得税は、口座振替の対象税目に入っていないので、自動引き落とししたいのであれば、ダイレクト納付がオススメです。
ダイレクト納付を利用する場合、コロナ以前であれば、紙の届出書に押印して郵送でしたが、今はいくぶん簡素化しています。
個人であれば、e-TaxサイトのWeb版から届出書を提出することができます。
e-Taxサイトで、「個人の方」からログインします。
なかに入ったら、スマートフォンとマイナンバーカードを準備します。
「スマートフォンで読み取り」を選んでなかに入ります。
なかに入れたら、「申請・納付手続きを行う」を選びます。
その後の詳細は、次の流れを見ていただければわかります。
ダイレクト納付だと、納付書を提出後、すぐに支払いができます。
ネットで完結できるので、窓口やコンビニへ出向く手間が省けます。
コンビニ納付
最寄りのコンビニで支払うことができるコンビニ納付。
便利ではあるのですが、納税者情報を毎回入力しなければいけません。
所得税の確定申告のように年一回くらいであれば問題ないでしょうが、毎月や半年に一回となると手間でしょう。
それでも、ダイレクト納付よりかは難易度は低いので、こっちのほうがやりやすいと感じたかたはコンビニ納付を利用していただければ。
その他、クレジットカード納付やスマホアプリ納付といった方法もあります。
どちらもネタだと思ってトライしたことはあるのですが、それ以降使ったことはありません。
お客さまからのご要望もないので、使わずじまいです。
まっ、私から紹介しないからなのでしょうけれど。
自分に合ったやりかたでOK
パソコンやネットに明るいかたにはダイレクト納付がオススメです。
クレジットカード納付やネットバンキングも使ってみて良ければ、そちらを選ぶというのもアリでしょう。
パソコンやネットは苦手という方は、窓口納付一択となります。
自分に合った方法を見つけていただければ幸いです。
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