副業で人を雇ったときにやること②・給与明細を渡す
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副業で人を雇ったときにやること②
副業をはじめたら、規模が小さいうちなら、それほどやることはありません。
副業に集中しておけばいいわけです。
これが、人を雇ったとなると、途端にバックオフィス業務が増えてきます。
- 給与計算
- 給与明細を渡す
- 源泉所得税の計算納付書(所得税徴収高計算書)の提出
- 源泉所得税の納付
一度やって慣れると大したことはないですが、はじめは億劫で手が付けられないこともあるでしょう。
外注すれば考えずに済みますが、資金繰りが乏しい小規模のうちは、できることは自分でやっておきたいもの。
前回は、「給与計算」についてお伝えしました。
今日は、ふたつめの「給与明細を渡す」について見ていきます。
給与明細を渡す
概要
アルバイトや勤務時代にもらっていた給与明細。
自分が給料を支払ったら、今度は自分が給与明細をつくって、アルバイトやパートさんに渡してあげなければいけません。
その給与明細、どうやってつくるのか?
- 紙に手書き
- Excelで作成
- ソフトで作成
どれでも構いません。
自分にとって楽なやり方を選べばいいわけです。
紙に手書き
給与を計算する給与台帳と同様に、給与明細も紙でつくって渡しても問題ありません。
独立前、私が長年勤めていた事務所でも、紙の給与明細に手書きしたものを受け取っていました。
手書きだからといって、もらった側が嫌な思いをすることはないでしょう。
文房具へ行けば数百円で買えますし、場所によっては100均でも取り扱っているでしょう。
ただ、自分で計算しないといけないですし、Excelやソフトのような自動計算機能はついていません。
雛形をつくって、作業を定型化したいならExcelやソフトのほうがいいでしょう。
Excel
給与台帳と同様に、給与明細もExcelでつくれば自動で集計してくれます。
一度つくったフォームをコピーすれば、翌月はイチからつくる必要はありません。
ただ、集計はしてくれても、
・源泉所得税
・住民税
・社会保険料
は自分で計算しなければいけません。
このあたりは、紙の帳面と同じです。
源泉所得税は、国税庁のサイトにある源泉徴収税額表を見れば確認できます。
昔は紙の税額表を税務署行ってもらってましたが、ネットで入手できるいい時代になりました。
住民税は、翌年以降にかかる税金なので、イチ年目はかかりません。
副業の規模で、社会保険料に加入することは稀でしょう。
給与計算ソフト
前回の給与計算同様に、給与計算ソフトがあれば、そこで給与明細をつくることができます。
給与計算ソフトの選び方については、前回の記事をご参照ください。
- マネーフォワード(MF)
- freee
- 弥生会計オンライン
ソフトならどれも、最初に基本情報を設定すれば、その人に応じた保険料や源泉所得税の額を自動で計算してくれます。
さらに、Web明細で発行できるので、ペーパーレス化できます。
いつでも動けるように
費用を抑えるなら紙に手書きかExcelで、効率化したいならソフトがいいでしょう。
MFは、抱合せ感があるので、そこを毛嫌いする人もいますが、もともとMF会計のユーザーであれば、そこに給与ソフトが付いてきます。
月額2,000円以下ですしお手頃感もあります。
ただ、クラウドはいずれも値上げ傾向があるので、PDFでダウンロードしておくなり、いつでも乗り換えできるようにしておきましょう。
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