AI時代に税理士がメール相談に答える理由

<プロフィール・ご依頼>
Contents
個別相談とメール相談
税理士の業務といえば、確定申告を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
事業を営んでいる方であれば、そこからさらに税務顧問を考えられるかもしれません。
その他、個別相談については、実際に利用したことがある方でないと、その詳細をご存知ないかもしれません。
個別相談には、有料と無料のものがあります。
私は有料で相談をお受けしており、その理由については以前の記事で解説しています。
個別相談では、対面またはオンラインでお話をお伺いします。
また、個別相談とは別に、メール相談も設けています。
メール相談は、お客さまからの質問にメールで回答するサービスです。
ネットやAIが普及し、様々な情報が手に入る時代に、私がメール相談を設けている理由をお伝えします。
AI時代に税理士がメール相談に答える理由
AIとの違い
- 病気の場合、ネット情報だけで判断せず医師に相談する
- 見える専門家に答えて欲しい
ネットで調べれば、ある程度の情報は得られます。
さらにAIが登場したことで、より質問者のニーズに合わせた情報収集が可能になりました。
AIは、様々なサイトから収集した情報を基に、質問に対して親身な回答を提供してくれます。
しかし、AIの回答は一般的な内容が多く、個別具体的な質問に対して本当に適切な回答なのか疑問が残る方もいるでしょう。
仮に、AIが全ての質問に対して100%満足のいく回答を提供できるのであれば、医業や士業のサービスは不要になるでしょう。
相手が見える人から回答を得たいというニーズは根強く存在します。
質問者の状況や意図を理解した上で、的確な回答をくれるのは、AIでなく人です。
この点は、個別相談とメール相談に共通すること。
では、個別相談ではなく、あえてメールでやり取りするメール相談にはどのような特徴があるのか。
口頭よりも文字による理解
- 複雑な税の仕組みは、口頭での説明では一度に理解しきれない
私は、個別相談とメール相談の両方を提供しています。
利用割合は個別相談が7割、メール相談が3割です。
メール相談を利用される方は、より慎重な方が多いように感じます。
税法は専門用語が多く、口頭で説明されても理解が追いつかないことがあります。
そのため、時間をかけて文字で確認し、理解を深めたいというニーズがあるのでしょう。
また、メール相談のメリットとして、後から内容を確認できる点がお客さまから挙げられます。
質問と回答が文字で残るため、後日内容を振り返ることができるのが、メール相談の最大のメリットでしょう。
YouTubeでは語れない個別具体的な事例
- 個別具体的な事案への対応
今、YouTubeで情報発信する税理士のかたはそれなりにいます。
私もその一人ですが、YouTubeでは一般的な内容しか扱えません。
個別具体的な質問には、個別に対応する必要があります。
お客さま側の順序となると、YouTubeやネットで情報を得て、AIに質問しても解決しない場合、個別相談やメール相談をを利用する流れになるでしょう。
その際、対面がいいのか、文字で残るのがいいのかは、お客さまの好みで選んでいただければよろしいかと。
生き残るためには変わること
今回は、AI時代に税理士がメール相談を設けている理由についてお話ししました。
AIの進化により、税理士の仕事も変化していきます。
お客さまのニーズを捉え、質の高いサービスを提供することで、税理士は生き残っていくことができると考えています。
今後もお客さまのニーズに合わせたサービスを提供できるよう、努力してまいります。
<メルマガ「社長の仕事術」>
毎週月・木曜の正午に配信。
法人・個人問いません。独立されているかた向け。
駅のホームで電車を待ちながら読めるくらいの内容です。
メルマガに対する質問や疑問にも応えます。
こちらから
<You Tubeチャンネル「独立・開業コンサルタント 税理士 ユウジロウ」>
You Tubeで動画配信しています。
よろしければ、チャンネル登録お願いいたします。
こちらから
<単発・スポット>